前回の記事にて障害者雇用で求職活動をする際に必要不可欠となる自己分析について解説しました。今回はそれよりさらに一歩先のプロセスである、履歴書、職務経歴書の記載方法についてです。
障害者雇用は一般雇用とは人事が見ているポイントも異なります。障害者雇用にマッチした攻略法を理解しておくことが大切です。
過剰なアピールは不要!履歴書フォーマットはシンプルがおすすめ
何通もの履歴書やエントリーシートが送られてきて、面接に進むことができるのはたった一握り……そんな一般雇用とは異なり、障害者雇用においては一定の条件をクリアすると面接へ進めるケースが多いです。
つまり、履歴書や職務経歴書などの書類審査では奇をてらう必要はないということです。
WEB上にはさまざまなフォーマットがありますが、できるだけシンプルなものを選ぶと良いでしょう。
自由記載欄は自己PRだけにし、志望動機の欄をないものを選ぶことで履歴書の使いまわしも容易になり効率的です。
また、PCを使って作成することで最低限のITスキルが担保されていることをアピールできますので、手書きではなくPCでの記入を強くおすすめします。
自己PR、職務経歴などの書き方の具体的テクニック
学歴職歴に関しては一般雇用と同じように客観的事実を正確に記載しましょう。就活最大手の履歴書の書き方などが参考になります(履歴書の書き方【簡単作成】見本・記入例あり)。
自己PRや職務経歴は悩んでしまいますよね。人事は抽象的で説得力の弱い文章を嫌います。反対に言うと、具体的な文章を好むということです。
例えば自分の長所を書くにしても、具体的なエピソードを交えて長所を記載することで説得力が増し印象に残ります。
例えば、「集中力がある」であれば、実際の業務や学生時代にした経験のうち、集中力の高さを褒められたり、集中力の高さゆえに良い結果を出すことができた例を書きましょう。
また、職務経歴については日常的に反復してこなしている業務の他に、スポット的に少しでもやったことのある作業は経験として記載しましょう。いざ就活を開始する際に、普段やらない業務を思い出すことは意外に難しいので、どのような業務をしたことがあるかのリストを事前に作成しておくと良いでしょう。
業務リストに積極的に書きたい例として、まず「Excel入力」や「パワーポイントでの資料作成」などはofficeソフトの利用経験を示すことができて高評価を受けるので、もし経験があるのならぜひ記入しましょう。他にも「電話応対」などの経験があれば、多くの人が苦手とする業務なので他の応募者との差別化に役立ちます。それから、「掃除」や「郵便物の仕分け」なども几帳面に業務を行う能力をアピールできるのでどんどん書いていきましょう。
障害名や症状、希望する配慮を記載すべきか
結論から言うと、指定されない限り記載しなくても良いと思います。
障害者雇用の応募の際には手帳のコピーの提出を求められることがほとんどのため、審査の段階では障害に関する情報はそれで事足りるからです。
ただ、面接の際に自分の言葉で障害の概要について語り、望む配慮を簡潔に伝えることはできるようになるべきです。職場定着のための自己理解とコミュニケーション能力のアピールに繋がり、高評価に直結しやすいからです。
次回の記事では障害者雇用での面接の攻略法をご紹介していきます。そちらもぜひよろしくお願いいたします。


