障害者雇用で働きたいシリーズもクライマックスを迎えました。今回は、障害者雇用の就職面接でよく聞かれる質問と、その対策についてお話ししていきます。
一般向けの面接対策で対応できる部分もありますが、障害者雇用特有の質問も多くあります。事前に対策することで、安心して面接当日を迎えましょう。
自己紹介、志望動機
これは一般雇用でも聞かれる王道の質問です。
自己紹介は、名前、出身校、現在の所属などをスムーズに言えるように何度も自宅で練習しておきましょう。緊張すると意外と言えなくなってしまうことがあります。また、面接時に自己紹介を求められるのは基本的に冒頭なので、最後に「本日はよろしくお願いいたします」と付け加えても好印象です。
また、志望動機についても事前に固めておきましょう。給与などの待遇を志望動機の一部としても良いですが、それだけで終わらせず、会社のホームページを熟読し共感できるポイントを見つけて話に盛り込むと好印象を与えることができます。
アイスブレイク
自己紹介の前後のアイスブレイクとして、雑談を振られるケースが多々あります。よくある雑談のパターンとその対策について、簡単にご紹介します。
「ここまでどうやって来ましたか?迷いませんでしたか?」
非常によくある雑談です。自宅から会社までの間に使った公共交通機関を答えられるとよいでしょう。
「今日は暑いですね」など、天候の話
天候の話は日常生活においてもよくある雑談です。基本的には「そうですね」などと相槌をうちつつ、愛想よく対応すれば大丈夫です。
「ワールドカップ見ましたか?」など、最近のトレンドの話題
直近に話題のスポーツの国際大会などがあれば、このような質問を投げかけられる可能性があります。本当に知らない話題であれば無理に知ったふりをする必要はありませんが、もし余裕があれば、面接の数日前からニュースでスポーツハイライトなどをチェックしておくとよいでしょう。
前職での経験
もしあなたに職歴がある場合、前職での経験についてはほぼ確実に話題になります。普段やっている業務について話すだけだと油断しがちですが、応募の際に送付した履歴書や職務経歴書に書いた内容と矛盾がないように答えなくてはなりません。
送付した履歴書と職務経歴書のコピーを持参し、面接の直前にチェックしておくことをおすすめします。
担当可能な業務・難しい業務
前職での経験とも関連しますが、自分にできる業務や得意なこと、反対に苦手なことや対応が難しい業務など、伝えられるようにしておきましょう。
よく話題になるのが、電話応対業務です。障害者雇用での求職者は電話対応を好まない人が多く、人事もそのことを知っていることがほとんどです。
できないことをできると答える必要はありません。障害適性や能力から判断し、素直に応えましょう。ただ、もしできないと答える場合でも「いつかできるようになりたい」と意欲を見せたり、「社内からの内線であれば対応できる」など対応可能な範囲を提示したりすると、より好印象です。
障害特性と要配慮事項
企業は労働者を雇用する際に、「合理的配慮の提供義務」を負います。企業は雇用した人が支障なく働くことができるように配慮し、必要に応じて措置を講じなくてはならないという意味です。
そのために、障害者を雇う前に人事はどのような配慮が必要なのかを知る必要があります。そこで、この「要配慮事項」を尋ねられることが多いのです。
「働くときにどのような配慮があると働きやすいですか」と急に聞かれてスムーズに答えることは難しいので、この質問については最も重点的な事前準備が求められます。
自分の特性や障害特性を理解し、それを職場という環境に落とし込んだときに、どのような配慮があれば少しでも働きやすくなるかを、具体的に話せるようになりましょう。詳しくは下記の記事をご覧ください。
「障害理解」って?就労を目指して自分への理解を深めよう|Arica 生きづらさを抱えるすべての人のための場所
「どんな配慮が必要ですか?」に答えられますか?――障害者雇用の就活準備|Arica 生きづらさを抱えるすべての人のための場所
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ここまで全10回、障害者雇用で働くための準備を一緒に進めてきました。みなさんに、より良い職場とのご縁がありますよう祈っております。
また次のシリーズも読んでいただけますと嬉しいです!


