この記事を書いている1月下旬。寒い。とにかく寒い。寒いと温かいものが食べたくなる。例えば鍋料理。これはレンジでも簡単に作れるので冬場に重宝する。他にはおでん。これはしみしみにするには鍋で煮込む必要があるので、火を使えない私には難しい。
外は寒いのでなるべく家の中にいたい。ただ、寒すぎて食事を用意することすらしんどい。そんな外食・中食・自炊のいずれもしんどい板挟みの中、それぞれを適度に組み合わせながらなんとか暮らしている。
作ったり作らなかったり、その時の心身の調子に合わせて無理をしない。これも私の食事の工夫の一つである。そんな私の工夫のあれこれを今回は紹介したい。
この記事では、私の食事事情について「お役立ちグッズ」「調理の工夫」「簡単レシピ」の3本の記事で紹介するシリーズの、2番目の「調理の工夫」について書きたいと思う。(1本目の「お役立ちグッズ」に関する記事はこちらから)
私が大事にしている食事・料理に対するマインド
私が食事・料理に対して大事にしているマインド。それは「理想を追うあまり苦しくならないようにする」「体のために良い食事は大事だけれど、心、手間、お金、全部のバランスが大事」「レシピや方法を簡単にするのは手抜きではなく前向きな工夫」ということだ。
例えば、野菜を厚生労働省推奨の量である1日350g食べる、カロリー計算をする…そういうことはできたら理想だが、正しさにこだわって続かなければ意味がない。ほどほどの力でストレスをためずに、楽しいと思う余裕を残す。あるべき姿と生きやすさをほどほどのバランスをとっていく。健康的な食事ができなくても、それは心身を優先できた結果だと自分を褒める。そんなスタンスだ。具体的に食事についてはどんなことを心がけているか、以下に紹介しようと思う。
1.なるべく包丁を使わない
私は以前、メロンの皮むきで全治3週間のけがをしたことがあり、それ以来包丁が怖い。なので、なるべく包丁を使わないで食材を切る方法を考えている。
一番便利なのは「はさみ」だ。肉も野菜も結構色々なものが切れる。あとは、案外「手」も使える。葉物野菜や柔らかいものは手でちぎれるし、レンジで柔らかくしたじゃがいもをつぶすのにも(冷めたあとだが)手が便利だったりする。
ただ、それでも大根やにんじんなどの固いものを切りたいときなど、どうしても包丁を使わないといけない場面は存在する。そんな時は、刃物が自分の方に向く使い方はしないように、以前紹介したピーラーと併せて、包丁は上から下に切ることだけに使うようにしている。
2.火を使わない
火を使うことはやけど、消し忘れなど様々なリスクを伴う。さらには「火、ちゃんと消したっけ?」という不安も生む。その点、レンジやトースターなら時間になったら自動的に加熱を終えてくれるので安心だ。
料理を続けるにあたって、心理的な負担を感じないようにすることは大事なことだと思っている。なので、私は「怖さ」「不安」を感じないように火を使わないことに決めた。
意外と揚げ物以外は火を使わなくてもできるような気がする。
3.AI(人工知能)にアイデアにもらう
AIも今となっては私の調理に欠かせない道具である。AIが役に立つのは条件を限定した上での提案が欲しいときなどである。例えば上に書いた、「火を使わないでレンジでどうやって作れる?」といったアイデアが欲しいとき、既存のレシピにある材料がないとき、今うちにある材料だけで何が作れるか知りたいときなど。
具体的には「うちに砂糖はないけどみりんならある。それで代用できる?」や、「今うちにはキャベツとたまごとちくわしかないんだけど、その材料からレンジ調理で作れそうな料理のレシピを教えて」などの質問をする。そうするとAIは「みりんは砂糖のかわりにできます。その場合砂糖が何グラムのとき、みりんは小さじいくつにしてください」「それだったら、この調味料を使ってこれが作れます。いかがでしょう」といったアイデアを提案してくれる。
従来のインターネット検索だと、「名もなき料理」のレシピを探すことは難しかったり、「この材料がない」と言って調べると、また別の合わない条件が出てきたりしていた。その点AIはこちらの問題点を正確に汲んで回答してくれるのでとても助かっている。

4.定番メニューを定める
私にとって、料理のレシピ本をパラパラと眺めることは楽しみであっても、「実際に何を作るか」を決めることは脳のリソースを使う疲れる作業である。料理は作るものを考える、材料を揃える、実際に作る、食べる、食器を洗う、など多くの工程からできている。私にはこれを一気にこなすことはできない。
だからこそ、いくつか「迷った時に作るメニュー」を決めて書いておき、いつでもそれが作れる材料を乾物、缶詰、冷凍などで置いておくように心がける。そうすることで、「作るものを考える」「材料を揃える」工程を省くことができる。1回あたりの負担を少しでも減らすために、色々な下ごしらえをしている。
5.許せる範囲を増やす
ここまで何かしら作る前提で話を進めたが、布団から出ることすら辛いときももちろんある。ただ、何かを食べなければもっと弱ってしまう。そんなしんどい時は、何かを口にしたらそれでOKだし、多少食べ過ぎた日があったって自責の念に陥る必要もなく、1週間くらいでトータルで見たときにかなり食べ過ぎていなければ問題ない、くらいにゆとりをもって考えている。健康であるために精神的に根詰めてしまっては、それはそれであまり健康的じゃないし、幸せでもないと考えているからだ。
まとめ
今回の記事では私の毎日の食事、自炊に対するスタンスや工夫を紹介した。これは料理に限らず私の生き方なのだが、「総合的に穏やかに幸せに気持ちよく過ごせることが私にとっての正解」だと思って暮らしている。私にとっての正解は他の誰かにとっての正解とは違うだろうし、私自身にとっても正解は時によって変わるだろう。これからも心身が喜ぶ暮らしのために心のおもむくままに料理をしていきたいと思う。


